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Spider Labs、2021 年下半期アドフラウド調査レポートを公開 [ニュース]

アドフラウド対策ツール「Spider AF(スパイダーエーエフ)」を提供する株式会社 Spider Labsは、2021 年下半期における Spider AF 導入企業の広告品質の調査を公開した。

 

2021年7月1日〜12月31日にかけて行われた今回の調査は、Spider AFで解析したウェブ広告・アプリ広告のデータ結果となる。これまでデジタル広告の不正はブラックボックスとなっていたが、Spider AF で解析したデータをもとに、日本市場のアドフラウドの動向に焦点を当てた形だ。

 

その結果、半年間で解析したウェブ広告6 億 9,600 万クリックのうち、約 4.4%にあたる3,062万クリックがアドフラウドであることが判明した。1 クリックあたり 50 円で計算すると、およそ 15 億 3,120 万円規模のアドフラウド被害があったと同社は推測している。また、この数字は Spider AF がウェブ広告にて、15 億円以上の金額のアドフラウドを検知・ブロックしたということとなり、対策をしなかった場合はこれ以上の数値がアドフラウドの被害として計上されていた可能性があるとした。

 

併せて同社は、2021 年のデジタル広告市場の推定値 は2 兆 4,300 億円というレポートをもとにして、アドフラウドの推定年間被害額は 1,072 億円と推測している(※)。

 

※ 2020年度のインターネット広告市場規模は約 2.1 兆円、2024 年度には約 3.3 兆円まで拡大を予測

https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2839

 

 

調査レポートのダウンロードはこちらから

https://jp.spideraf.com/adfraud-report-whitepaper-2022-02

ABOUT 渡辺 龍

渡辺 龍

ExchangeWireJAPAN 編集担当 立教大学社会学部現代文化学科卒業。大学卒業後は物流企業にて海外拠点と連携し、顧客の輸出入サポート業務全般に従事。 その後、2021年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。デジタル広告市場調査などを担当している。