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GMOアドマーケティング、媒体独自広告プラットフォーム一括運用サービス 「GMO MediaDirect」を提供開始[ニュース]

GMOアドマーケティング株式会社は、インターネットメディア各社が独自に提供する運用型広告プラットフォームをトレーディングデスク形式(※)で運用する「GMO MediaDirect(メディアダイレクト)」の提供を開始した。

(※) トレーディングデスク形式:広告主の出稿媒体や広告配信の設計、入稿作業、広告運用、予算配分、レポートティング、分析まで全て一貫して運用する形式のこと。

 

近年、インターネット広告市場は急成長しており、このうち、広告配信プラットフォームを使用し、広告主や代理店が配信設定や入札管理を行う「運用型広告」が約85%を占めているとされている。

しかし、複数の広告プラットフォームを管理するのは手間がかかるために、広告主は大手広告プラットフォームに限定して配信するケースが多くなるが、その際は一般的に20~30%の中間手数料が発生するため、適切な金額での入札や十分な配信量の確保が難しい場合がある。

 

「GMO MediaDirect」は、メディアの広告枠にダイレクトに広告出稿できる各社の独自広告プラットフォームを、トレーディングデスク形式で一括運用するサービスとなり、中間事業者を通さないため、入札額を抑えて運用することができる。

また、今後より一層ターゲティングが難しくなることが予想される「3rd Party Cookie」でのターゲティングではなく、媒体社が保有する独自の「1st Party Data」でのターゲティングを行うことで、広告効果を最大化する、より精度の高いターゲティングが可能となる。

 

GMOアドマーケティングではCookieレスに対応した広告主向け広告プラットフォーム「ReeMo byGMO」、HeaderBiddingに対応したメディア向け広告配信プラットフォーム「GMOSSP」を既に提供しているが、今後も、API連携やRPA等の自動運用ツールなどを用いて、広告配信プラットフォームだけでは実現が難しい広告運用手法の追求を行い、効果改善に努めていくとしている。

ABOUT 柏 海

柏 海

ExchangeWireJAPAN 編集担当 日本大学芸術学部文芸学科卒業。 在学中からジャーナリズムを学び、大学卒業後は新聞社、法律・情報セキュリティ関係の出版社を経験し、2018年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。デジタル広告調査などを担当する。