株式会社NTTドコモは、流通小売業におけるバリューチェーン全体のマーケティングをサポートする「ドコモリテールDXプログラム」の提供を開始した。

本プログラムは、ドコモが保有する9,600万を超えるdポイントクラブ会員の属性情報や位置情報などの各種データと、d払い®/dポイント加盟店である流通小売企業が保有するID-POSデータ（購買情報）を顧客から同意をいただいた範囲で組み合わせ、ドコモの独自AIエンジン「docomo SenseTM」を活用して統計化することで、集客支援や店舗仕入れの最適化など流通小売企業それぞれに最適なソリューションを組み合わせ、バリューチェーン全体の課題解決をサポートしていくもの。

商圏および顧客の可視化・分析を行うダッシュボードや、ドコモの子会社である株式会社DearOneが提供する流通小売企業の会員アプリ開発サービス「ModuleApps2.0」、アプリを活用した広告配信サービスにより広告収入を得ることができる「ARUTANA」なども合わせて提供していく。

また、本プログラムにおいては、株式会社インテージホールディングスのデータ分析・インサイト導出力や、株式会社フェズの知見を活かし、集客支援や、店舗ごとの商品仕入の最適化などのマーケティング活動の実行支援も提供する。

フェズとの取り組みでは同社の知見を活用し、流通小売企業の課題解決に向けた、ドコモのｄポイント会員データと流通小売企業データとのより効果的な連携手法の開発と、企画力・実施力の強化を実現していく。

さらにインテージとの取り組みでは、ドコモが保有するｄポイント会員のデータを連携してインテージのデータ分析で価値化することで、流通小売企業が抱えるさまざまな課題に対して、課題解決のためのインサイトの導出から、分析・マーチャンダイジング・店舗オペレーション・広告・販促を通じ、収益化を実現するトータル事業支援サービスの提供をめざす。