DoubleVerify、最新グローバルインサイトレポートを公開 メディアの品質とパフォーマンスの動向の変化を明らかに
by on 2025年7月23日 in ニュース

ニューヨーク州ニューヨーク-2025年7月22日-メディア品質の検証、広告パフォーマンスの最適化、キャンペーン成果の証明を可能にする大手ソフトウェアプラットフォームであるDoubleVerify (本社:ニューヨーク、CEO:Mark Zagorski、以下「DV」) (NYSE: DV)は、2025年7月22日に最新の「2025年グローバルインサイト:APAC レポート」を発表した。
本レポートでは、デジタル広告の主なトレンドとメディアの品質ベンチマークに焦点を当て、デスクトップ、モバイル、CTV 環境における1 兆件を超えるインプレッションデータおよび、世界中のマーケターと消費者を対象としたアンケートを基に作成している。
今年のグローバルレポートでは、グローバルの傾向として、ブランドスータビリティ(適合性)違反とアドフラウド率の低下、ビューアビリティも緩やかに向上するなど、全体的にメディア品質の著しい改善が明らかになった。一方で、アテンション指標については、地域、フォーマット、デバイスによって依然として大きなばらつきが見られ、パフォーマンスとプロテクションの両方を実現する戦略の最適化が必要であることが浮き彫りとなった。
グローバルでの主なトレンドは以下の通り。
- ブランドスータビリティ(適合性): 違反率は前年比で 15% 減少したが、不適切なカテゴリー違反が全インシデントの 65% を依然として占めている。
- アドフラウドおよび高度な無効トラフィック (SIVT): グローバルでのアドフラウド/SIVTは前年比 7% 減少した。しかし、特にモバイルアプリ環境においては、ボットによるアドフラウドが急増している。
- ビューアビリティ: グローバルでの Authentic Viewable Rate は前年比で 3%上昇し、70%に達した。これは、CTV における「TV オフ」問題への業界全体の取り組みが影響している。
- アテンション指標: APAC は、グローバルベンチマークの指数 100 を 14%上回り、全地域の中で最も高いアテンション指標を記録しました。一方、北米はベンチーマークを 4%下回った。
DoubleVerify の CEO である Mark Zagorski は次のように述べている。
「デジタルメディア環境がますます複雑化する中、広告主はパフォーマンスを最適化し、広告費の無駄を最小限に抑えるための実行可能なインサイトが求められています。今日のメディア環境の中で、成果を生み出すためには、すべての広告インプレッションが品質と効果の面で最も高い基準をクリアするための、正確でリアルタイムでのインサイトが不可欠です」
APAC 地域の主なトレンドは以下の通り。
- ブランドスータビリティ(適合性): ブランドスータビリティ違反率は前年比で 15%増加し、世界平均を 50%上回りました。特に日本での違反率が、前年比 67%と大幅に増加しており、APAC 全体の違反率の上昇に大きく影響を与えている。
- アドフラウドと SIVT: 違反率は前年比 2%増加したが、グローバル基準比で 18%低く、世界第 2 位の低水準を維持している。
- ビューアビリティ: Authentic Viewable Rate は 61%とわずかに減少し、世界最低となった。この減少は主に、日本におけるディスプレイとビデオの Authentic Viewable Rate がそれぞれ 15%と 13%低下したことが主な要因。
- アテンション指標: APAC のアテンション指標は、グローバルベンチマークを 14%上回り、視聴者との高いエンゲージメントを維持していることを示している。
APAC 地域では、多くのマーケターがソーシャルメディアへの投資を拡大している。具体的には、オーストラリアおよびニュージーランドにおいて、マーケターの 68%が現在ソーシャルメディアで広告を配信しており、その大多数が今年中にさらに投資を拡大する計画。また、東南アジアおよびインドでは、70%以上のマーケターが、既にコマースメディアネットワークで広告を配信しており、各市場で 20%以上が今後さらに投資を拡大する計画。同時に、APAC 地域の消費者は 1 日平均 3.5 時間をオンラインコンテンツに費やしていることが明らかになった。中でもソーシャルメディアは、このトレンドの中心的な役割を果たしており、同地域の消費者の 95%が日常的にソーシャルコンテンツに接触していると回答。
さらに、34%が今後 12 ヶ月間でこれらのプラットフォームにさらに多くの時間を費やすと予想しており、これは、グローバル平均の 28%を上回る結果となった。メディア投資がますます複雑化する中、DV による今回の地域別インサイトは、広告主が APAC地域およびそのほか地域において、広告費の無駄を削減し、エンゲージメントを高め、測定可能な成果を推進するための重要なロードマップとなる。
レポートの詳細は、こちらをご覧ください。
https://doubleverify.com/2025-dv-global-insights-apac-report-japanese/
DoubleVerify の詳細については、http://www.doubleverify.com/japan をご覧ください。
▼DoubleVerify について
DoubleVerify(「DV」)(NYSE: DV)は、業界をリードするメディア効果測定プラットフォームであり、AI を活用してグローバルブランドに優れたデジタル広告の成果をもたらす。メディアの効率性とパフォーマンスを向上させることで、DV はデジタル広告を取り巻くエコシステムを強化し、デジタルメディアの売り手と買い手の間における公正な価値交換を維持する。



