×

Teads アワード 2021グランプリ発表 - ペルノリカール、ネスレ、ハイネケンが金賞 [ニュース]

TeadsはCHC(ヘルスケアプランド)部門のクリエイティブアワードを2020年6月に開催し、その後ビバレッジ、ビューティー&ラグジュアリー、CPG(消費財)、自動車、テック、計6部門のグローバルアワードをこの一年に開催している。

 

今回Teads Awards Grand Prix - アワードグランプリでは、この6部門の中から、グローバルに特に大きな影響を与えた、最高作品を選出した。

米国、ラテンアメリカ、EMEA、APACの30マーケットから、3,000件を超える応募作品を選考し、受賞作品を紹介。この賞は『ベストオプティマイズ ディスプレイ賞』、『ベストオプティマイズ ビデオ賞』、『ベストオプティマイズ キャンペーン賞(L'Ateliers=アトリエ)』の3部門の構成となっている。

 

審査員

以下のメンバーで構成されている。

o   GSKグローバルマーケティングサービス部門VP、メレディス ・ハーマン氏

o   Pernod Ricardペルノ・リカール マーケティングイネーブルメントVP、クリスティン・コローナ氏

o   COTYコティ グローバルメディア部門VP、ニコラス・コメスタツ氏

o   VW of Americaフォルクスワーゲンアメリカ マーケティング部門SVP、キンバリー・ガーディナー氏

o   Nestlé Purina North Americaネスレピュリナ 北米、ポートフォリオディレクター、ケネス・ウィルヘルム氏

o  Lenovoレノボ、クリエイティブディレクター、ジャスティン・バウム氏

 

 

ベストオプティマイズ ディスプレイ賞 受賞者

Gold 金賞: Pernod Ricard for Campo Viejo ペルノ・リカール、カンポ・ヴィエホ 

 

Silver 銀賞: Ford for 2020 Ford Ranger フォード、2020フォード レンジャー

 

Bronze 銅賞: Samsung for Samsung ZFold サムスン、Zフォールド

審査員のメレディス ・ハーマン氏(GSKグローバルマーケティングサービス部門VP)は、次のように述べている。
「受賞されたクリエイティブはいずれも素晴らしい作品で、インパクトがあり、魅力的で、キャンペーンに命を吹き込んでいます。アイデアはシームレスにモバイルのフォーマットに表現され、最適化されています。文字通り「夏を照らす」色の視覚的な注ぎ込みは、「伝える」だけではなく、ブランドの完璧な「ショー」として際立っていました。この場を借りてPernod Ricard社のチームの皆さんへ賛辞をお送りしたいと思います。彼らは、明確で説得力のあるメッセージを伝えるクリエイティブで消費者の目を釘付けにしたといえます。この度は受賞おめでとうございます。」

 

 

ベストオプティマイズ ビデオ賞

Gold 金賞: Nestlé for Purina Cares ネスレ、ピュリナ・ケアーズ

 

Silver 銀賞: GSK for Sensodyne GSK センソダイン

 

Bronze 銅賞: Cartier カルティエ

 

審査員のキンバリー・ガーディナー氏(フォルクスワーゲン アメリカ マーケティング部門SVP)は次のように述べている。
「ピュリナは、インパクトがあり、画期的なクリエイティブを作り上げました。観ていると微笑ましくなるようなコンテンツで、とてもメッセージが明確です。 3Dのような感覚と楽しいストーリーを通して、シンプルで面白い作品に仕上がっています。ダイナミックなビデオ広告の中で、愛犬のごはんの時間を優れた視覚効果で明快に表現しています。とても素晴らしい作品だと思います。」

 

 

ベストオプティマイズ キャンペーン賞(L’Atelier)

Gold 金賞: Heineken for Strongbow ハイネケン、ストロングボウ

 

Silver 銀賞: Nestlé for Nespresso Ice ネスレ、ネスプレッソアイスコーヒー

 

Bronze 銅賞: GSK for Otrivin GSK、オトリヴィン

 

審査員のジャスティン・ボーム氏(レノボ クリエイティブ・ディレクター)は次のように述べている。
「このキャンペーンは、認知段階でのブランディングが非常に強い作品です。ボトルをクローズアップする、水を浴びる人を横から捉えるなど、視点を巧みに使っています。興味深いアングルを使うことで視聴者の注目を集めるスタートを切り、購入検討を促すシンプルで明確なメッセージがクリエイティブ全体をまとめています。モバイル環境ではインパクトを保ちつつ、広告の真のメッセージをわかりやすく簡潔に伝えることが課題とされてきましたが、ハイネケン社はこのような実装を可能にしています。”夏”と”爽快感”で視聴者に直感的な感覚を与え、”グラスの中のリンゴ"は、視覚的に興味深い方法で製品が何であるかを示しています。この作品は非常にパワフルだと感じています。ビデオ全体を通し、リンゴの風味やドリンクの爽やかさが奏でられています。本当に見事です。」

 

また、主催者であるTeadsのグローバルクライアントパートナーシップ部門S V P、マーク・ザンダー氏は次のように述べている。

「Teadsは、クリエイティブがメディア効果の最大の推進力だと考えています。そのため、私たちは広告に携わる多くの関係者の方々と協力し、モバイル環境でインパクトのあるコンテンツを作ることを常に心がけています。今回受賞された方々、おめでとうございます。今回は各方面で業界をリードされている審査員の皆さまとともに、世界中から寄せられた作品を見ることができましたが、私にとって、この機会はとても喜ばしく、大変貴重な経験となりました。来年もクライアントの皆様とともに、クリエイティビティをさらに高め合い、多くの秀逸な作品を消費者の皆さまへお届けしたいと思っております。」

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。