Magnite、AI エージェントによる広告取引を支える 「Magnite Orchestration」の機能と連携を拡充
by on 2026年9月25日 in ニュース

世界最大の独立系オムニチャネル SSP である Magnite(NASDAQ:MGNI、読み方:マグナイト)は本日、AI エージェントによる広告取引を支える基盤「Magnite Orchestration」のオムニチャネル機能およびサードパーティとの連携を拡充したことを発表した。Magnite Orchestration は、広告主や広告会社が利用する AI を活用した広告購入システムと、媒体社側のシステムをつなぐ基盤。広告主や広告会社はこの基盤を通じて、ストリーミング、リニアテレビ、音声、ディスプレイ広告などのプレミアム広告在庫を横断的に検索・評価・活用し、広告運用を最適化できる。
Magnite Orchestration は、広告取引に関わる買い手と売り手の AI エージェントが共通の環境で連携できる基盤を提供する。これにより、多様な広告在庫をリアルタイムで把握し、パッケージ化して活用できるようになり、広告取引における業務負荷の軽減を実現。今回対応を拡大した主な領域は以下の通りとなる。
- リニアテレビおよびアドレサブル TV
リアルタイムの AI エージェント活用ワークフローをテレビ領域へ拡張する。ITN の技術を通じてデジタル中心の広告主や広告会社と地域別のリニアテレビ広告在庫を接続するとともに、DIRECTV Advertising をはじめとするパートナーを通じてアドレサブル TV 広告在庫へのアクセスを可能にする。 - ストリーミング TV 向け高インパクト広告フォーマット
Samsung Ads の広告在庫に対応し、ホーム画面上のインタラクティブ広告や一時停止時広告(Pause Ads)など、テレビネイティブ環境におけるリアルタイムの AI エージェントによる意思決定を可能にする。 - デジタル音声広告
iHeartMedia の広告在庫へのアクセスを通じて、ライブ音声配信やポッドキャスト環境における広告配信を標準化し、コンテンツの文脈に応じた動的な広告配信を実現。 - 高注目度ディスプレイ広告およびオンライン動画広告
Web およびモバイル広告在庫において、自然言語による指示や自動化された AI エージェントのプロンプトを通じて、リアルタイムでカスタムオーディエンスを構築・活用できるようになる。
Magnite Orchestration は、中立的な基盤として機能し、サードパーティ製 AI エージェントとの連携を可能にする。これにより、媒体社側の AI エージェントに加え、広告会社グループ、独立系広告会社、Newton Researchをはじめとする独立系ソフトウェアベンダーは、それぞれ独自の実行・最適化モデルを活用できる。また、Databricks をはじめとする主要テクノロジープラットフォームとのネイティブ連携にも対応している。
Magnite で収益・市場戦略担当プレジデントを務めるショーン・バックリー(Sean Buckley)は次のように述べている。
「エージェンティック AI は、広告の売買や体験のあり方を根本から変革するでしょう。ストリーミングや音声広告のような高付加価値チャネルでは、広告取引において広告在庫の詳細な可視化と媒体社への信頼が欠かせませんが、それは表面的なツールだけでは実現できません。当社は、広告在庫の提示からキャンペーン設定の提案、日々の運用最適化の自動化に至るまで、あらゆる AI エージェントがシームレスに連携・協業し、高い信頼性のもとで取引できる環境の構築を進めています。リニアテレビからデジタル音声広告まで、こうした機能をあらゆる画面・チャネルへ拡張することで、広告予算が AI エージェントを活用したワークフローへと移行する次の大きな変革に向けた基
盤を築いています。」
業界を代表する企業各社は、エージェンティック AI 戦略の推進に向けて Magnite Orchestration を活用しており、以下コメントしている。
Butler/Till でチーフプロダクトオフィサーを務めるマニー・プエンテス(Manny Puentes)氏は、次のように述べる。
「広告業界では以前から、各プラットフォームを個別に機能させるのではなく、相互に連携させる仕組みが求められてきました。Magnite はその基盤を構築しています。エージェンティック AI を活用したオーケストレーションをいま取り入れる企業こそが、次世代のメディアバイイングをリードしていくでしょう。私たちは、その未来を傍観するのではなく、ともに形作っていく重要な局面にいるのです。」
DIRECTV Advertising で Chief Advertising Officer を務めるエイミー・ライファー(Amy Leifer)氏は、次のように述べる。
「AI はメディアプランニングや広告購入のあり方を変えつつありますが、広告主が最も重視するものは変わりません。それは、信頼できるパートナー、プレミアムな広告環境、そして測定可能な成果です。Magnite Orchestration が AI を活用した広告購入ワークフローをテレビ領域へ拡張するなか、当社はプレミアム広告在庫、認証済みオーディエンス、測定機能を、より容易に発見、評価、活用できるよう取り組んでいます。Magnite との連携を通じて、デジタルを起点とした広告購入手法と、プレミアムテレビが持つ規模、品質、パフォーマンスを結び付けていきます。」
株式会社フジテレビジョンのコーポレート本部 デジタル戦略統括室 部長を務める土屋尚氏は、次のように述べる。
「エージェンティック広告という次なる時代を見据えた、Magnite の先進的な取り組みを高く評価しています。Magnite Orchestration は、パブリッシャーが直面する技術的ハードルを下げ、エージェンティック・イネーブルメントを容易に実現する強力なツールです。我々のプレミアムな在庫が、新たな AI ワークフローの中で最大限に活用されることを期待しています。」
TF1 PUB でデジタル部門マネージングディレクターを務めるアダム・マーキ(Adam Marki)氏は次のように述べる。
「当社は、エージェンティック AI がメディアバイイングの未来を担う重要な要素になると考えています。広告主が自社の目的をプレミアムなテレビ広告機会へと結び付けるプロセスを簡素化することで、CTV への参加をさらに促進する可能性があります。Magnite のSpringServe はすでに当社の『Cover+』を支えており、Magnite Orchestration がその基盤をさらに発展させ、広告主の意図と当社の広告在庫を、より効率的かつ大規模につなぐことを期待しています。」
Magnite について
Magnite(本社:米国ニューヨーク州、NASDAQ:MGNI)は、世界最大の独立系セルサイド広告プラットフォームを提供します。パブリッシャーは Magnite の技術を活用し、デスクトップやモバイル、オーディオや CTV といったあらゆるフォーマットのコンテンツを収益化できます。Magnite のプラットフォームはブランドの価値を守る質の高い広告インベントリと、月間何十億もの広告トランザクションに対応し、世界有数の企業やブランドから信頼を得ています。オフィスは、ニューヨーク、ロサンゼルス、デンバー、ロンドン、シンガポール、ムンバイ、東京、シドニーに構え、北米、欧州、中東、アフリカ、中南米、アジア太平洋全域をカバーしています。
【本件に関する報道関係者様からのお問い合わせ先】
株式会社トレイントラックス(広報代理店)
担当: 小牧
Tel: 03-5738-4177 Fax: 03-5738-4178 E-mail: magnite@traintracks.jp
ABOUT 角田 知香
ExchangeWireJAPAN 編集担当。イギリス・キングストン大学院にて音楽学の分野で修士号を取得。学校・自治体文化講座等にてアート講座講師として活動後、2024年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。





