先週のアドテクシーン: Criteoが2013年度第4四半期の業績を発表、DIがテレビCM 素材のクリエイティブスコア測定プログラムを開始

(ライター:岡 徳之

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

 

 

 

 

SSP「YIELD ONE」、各社とRTB 取引を開始

プラットフォーム・ワンは、運営するSSP「YIELD ONE」と、DSPパートナーであるイグニッションワンジャパン「IgnitionOne」、Vizury Interactive Solutions Pvt. Ltd.「Vizury」との接続を行い、RTB取引を開始した。国内プレイヤーとの接続を済ませ、海外からの需要や国内の外資クライアント等を見込んだ動きである。

 

DI、テレビCM 素材のクリエイティブスコア測定プログラムを開始

デジタルインテリジェンスは、TubeMogulの動画DSPプラットフォーム「PlayTime TM」を用いて、テレビCM の出稿に際し、広告素材の事前オンライン配信で、その広告素材のクリエイティブパワーやターゲティングの効果を測定・スコア化するプログラムの提供を開始した。テレビCMを流す前の下準備として、動画DSPを利用するという取り組みは新しい。事前にリーチ層やユーザの反応を知ることは、テレビCMを出稿におけるリスク軽減や効率アップにつながるだろう。

 

インモビ、モバイル向けのインタラクティブ動画広告フォーマットを発表

インモビは、インタラクティブなユーザー体験を創出する動画広告フォーマットを発表した。従来の動画広告と異なる新しいモバイル動画広告フォーマットは、インタラクティブな機能やユーザーコンテキストを動画に組み合わせることで、ブランド広告主とアプリデベロッパーにより高いエンゲージメントを提供するという。動画を取り入れたリッチ広告はPC分野で昨年大きく成長したが、2014年はモバイルでも同様の成長が見込めそうだ。

 

ビービット「ウェブアンテナ」、 Yahoo!タグマネージャーと連携

ビービットがYahoo!タグマネージャー(以下、YTM)認定ベンダーとして認定され、広告効果測定ツール「ウェブアンテナ」がYTMと連携した。これにより、YTM管理画面でウェブアンテナ計測タグの設定が可能になり、タグ設置にかかる工数を削減するとともに、スピーディーに効果測定を行える。ワンタグの需要は増え続けており、ワンタグをワンタグに入れるという行為も一般化してきている。最終的に、GoogleタグマネージャーとYTMの2大ソリューションに集約されるのではないかと思われる。

 

CMerTV、FOODIES動画にプレロール広告を独占配信

CMerTVは、IMAGICA FTVが運営するフードエンターテインメントサイト「FOODIES(フーディーズ)」の動画コンテンツ「FOODIES 動画(おいしい動画)」に、プレロール広告を独占配信する。日本の動画広告は、音楽・タレントの肖像権など著作権に絡む処理が複雑であることが市場拡大を妨げになっている。その中でも、CMerTVは、各種著作権の包括処理を推進している。年内におよそ50媒体の動画サイトに対して、音楽著作権を包括処理したプレロール広告を安定的に供給していく予定だという。

 

Criteo、2013年度第4四半期の業績を発表 —モバイルが成長

Criteoが、2013年第4四半期および通年の業績を発表した。2013年第4四半期の売上高は1億3,590万ユーロと、前年同期から57.0%増加。2013会計年度の売上高は4億4,400万ユーロと、前年度から63.3%増加した。2013年第4四半期のトラフィック獲得コストを除いた実質売上高は5,490万ユーロ(売上高の40.4%)と、前年同期から55.3%増加。2013会計年度の実質売上高は1億7,900万ユーロ(売上高の40.3%)と、前年度から56.8%増加した。実質売上高に占めるモバイルの割合が世界的に上昇し、9月の2.5%から12月には10%を超えた。モバイル分野のテストマーケットとなっていた日本においては、12月にはモバイル比率が18%に到達。クリテオ全体の売上に占めるモバイルの割合が高くなっており、モバイル市場の成長を期待させる。

 
(編集:三橋 ゆか里)

タグ

ABOUT 大山 忍

大山 忍

ExchangeWire Japan 編集長 米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。 2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)に関する執筆・講演を行う。