先週のアドテクシーン:サイバーがスマホネイティブゲームに特化したプライベートDMPを開始、DIがワンストップ型の新分析パッケージの提供を開始など

(ライター:岡 徳之

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

 

 

 

AudienceOne、Adobe Target・ソーシャルPLUSと相次いで連携開始

モデューロは、DMP「AudienceOne」とアドビ システムズが提供するA/B・多変量テストとターゲティングのためのソリューション「Adobe Target」とシステム連携を開始した。顧客データとAudienceOneのデータをぶつけることで新たなセグメント作成が可能となる。さらに、AudienceOneはフィードフォースが提供するオウンドメディアのソーシャル化支援サービス「ソーシャルPLUS」ともシステム連携。ソーシャルPLUSで管理する自社ユーザーのソーシャルデータを、AudienceOneの持つユーザーデータと掛け合わせたセグメント化や分析が可能になった。AudienceOneは接続先を次々に増やしている。

 

サイバー、スマホネイティブゲームに特化したプライベートDMPを開始

先日オウルデータの買収が話題となったサイバーエージェントは、アドテクスタジオにおいて、CA Beatが提供するスマートフォンネイティブゲーム特化型DMP「GameAudience」を開始した。スマホのゲームに特化したDMPという新しい形態で、自社にゲーム事業を持つサイバーエージェントだからこそできる領域だと言える。

 

マルジュ、新広告サイズを提供開始

マルジュは、同社が運営するアイコン型スマートフォン広告ネットワーク「アスタ」で、新しい広告サイズ「アイコンハーフバナー」の提供を開始した。アイコンハーフバナーは、アイコンとテキストが1セットとなった広告を160×50サイズで表示し、スマートフォン向け広告で一般的な320×50サイズの広告枠に2つ広告を表示できる。320×100サイズにも対応しており、1度に4つの広告が表示される。Medibaの「Ad Generation」、ユナイテッドの「AdStir」、寺島情報企画の「アドフリくん」、adingoの「Fluct」等のSSP各社で順次利用可能とのこと。既存サイズを活用できるため、広がりを見せるかもしれない。

 

マイクロアド、フィリピンに現地法人を設立

マイクロアドは、フィリピンにおいて現地法人「MicroAdSEA Philippines Inc.」を設立し、同国におけるアドプラットフォーム事業を開始した。「MicroAd BLADE」のサービス提供と共に、フィリピン国内のアドテクノロジー市場の発展に努め、2014年末までに導入社数200社を目指す。同社はこれまでにも東南アジア地域へのオフィス開設には積極的で、地域をさらに拡大した形となる。まだまだRTBになじみの少ない地域での大手の開拓により、他のプレイヤーも拡大しやすくなるだろう。

 

DI、ワンストップ型の新分析パッケージを提供

デジタルインテリジェンスは、カンター・ジャパン及び、Fringe81と共同で、テレビCMとデジタル施策の影響を加味したユーザーの態度変容測定から、シナリオ配信設計および KPI 設定までをワンストップで行う分析パッケージ「ユーザー・シーケンス分析 Libra」の提供を開始した。ブランド広告主による、デジタル広告とTV広告の相乗効果への期待が高まる中、測定手法から分析までのワンストップ提供は国内における実戦を加速化するだろう。

 

アタラ、「jumper」の画像登録管理機能を提供開始

アタラ合同会社は、スマートフォンなどのカメラをかざすだけで企業のウェブサイトやSNSへの誘導を実現し、必要な情報を瞬時に取得できる「jumper」の画像登録管理機能の提供を開始した。雑誌や屋外広告からウェブサイトへ誘導できることにより、マルチチャネルの効果測定手法として期待ができる。

 

(編集:三橋 ゆか里)

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大山 忍

ExchangeWire Japan 編集長 米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。 2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)に関する執筆・講演を行う。