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先週のアドテクシーン:AT&TがAppNexusを買収

日本国内、アドテクシーン画像



広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

【トップニュース】

AT&TがAppNexusを買収

米国大手通信キャリアのAT&Tが、AppNexusを買収することが明らかになった。買収総額は非公表であるが、関係者によると約22億ドルであるといわれている。これにより、AppNexusはAT&Tにおける、CEO Brian Lesser氏が率いる広告・アナリティクス部門の傘下に入り、AT&Tが提供するサービスに統合されることになる。
買収は、2018年のQ3期には完了する予定とされている。(英語記事

【アンケートご協力お願い】

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ExchangeWire JAPANを運営するデジタルインファクトでは、広告業界の皆さまを対象にした各種アンケート調査を実施しております。

ネット広告市場の見通しに関するアンケート調査2018年Q2

★アンケートのご回答はこちらから

■調査対象となる方:
インターネット広告ビジネスに関わっている、広告主、広告会社(代理店・メディアレップ・トレーディングデスク)・アドテクベンダー・媒体社に所属されている方。

■設問数:全10問(3分~4分程度)

■ご回答いただいた方には:
後日調査結果レポートをお送りさせていただきます。

マーケティング・広告に関するアンケート調査 Vol.2

★アンケートのご回答はこちらから

■調査対象となる方:
・広告主(企業の広告宣伝部)の方
・広告会社(広告代理店・トレーディングデスク・メディアレップ)の特定職種(クライアント営業、ストラテジックプランニング、メディアプランニング、クリエイティブディレクション)の方

■設問数:全20問(5分程度)

■ご回答いただいた方には:
先着で200名様に、Amazonギフト券1000円分を贈呈させていただきます。

【イベント】

TREASURE DATA "PLAZMA"、第三弾を7月18日(水)六本木で開催

TREASURE DATAは、今年3回目となるシリーズイベントの"PLAZMA"を、7月18日(水)に六本木で開催する。デジタルイノベーションを実現している最先端の事例紹介や最新テクノロジー情報を発信する。参加費は無料。お申込みはこちらから

【新サービス・新機能】

ファンコミュニケーションズnend、 アプリメディア向けに動画ネイティブ広告の提供を開始

ファンコミュニケーションズのスマホアドネットワークnendはアプリメディア向けの動画ネイティブ広告の提供を開始した。2017年10月に、動画リワード広告とインタースティシャル広告の提供を開始しており、今回のリリースによりアプリ向け動画広告フォーマットの拡充を図る。
図1

出典:同社プレスリリース

アウトブレイン ジャパン、OSターゲティング機能の提供を開始

アウトブレインは、新たな機能としてOSターゲティングの提供を開始したことを発表した。Android、iOS、WindowsなどのOSに加え、Chrome、Safariなどのブラウザについても対象を選択して細かな配信を行うことが可能になった。
図2

出典:同社プレスリリース

【サービス連携・業務提携】

DSP「Logicad」、D&M社が保有する消費者データとの連携を開始

ソネット・メディア・ネットワークスは、DSP(*1)「Logicad」において、ディーアンドエムが保有する消費者パネルデータとの連携を開始する。
D&Mは月間アクティブユーザー数120万人を超える大規模な消費者パネルネットワークへのアンケートを通じて、ユーザーの性別、居住地、商品・サービスの保有や使用経験ほか、情緒的データなどのデータベースを構築。保有する最大2,000の属性項目数をもとに、より緻密かつ精度の高いターゲティングが可能となる。
図3

出典:同社プレスリリース

Criteo、新規見込み客にリーチできるCriteo Customer Acquisitionベータ版の提供を開始

Criteoは、ファネル上位のユーザーにアプローチして新規顧客の獲得を図るCriteo Customer Acquisitionのベータ版の提供を開始した。
Criteoの月間12億に及ぶオンラインユーザのデータベースの中から、膨大な購買履歴や行動データを、機械学習を使い分析した結果をもとに広告をターゲティング配信し、新規見込み客を効率的に自社ECサイトに訪問させる。

ワイダープラネット、動画広告の韓国配信サービスを日本国内で提供開始

韓国の広告プラットフォームワイダープラネットは、6月より日本の広告主向けに韓国への動画広告配信サービスの提供を開始した。
日本国内の広告主が、プレミアムメディアを含む韓国のメディアに対してさまざまな形式の動画広告プロモーションをPC・モバイル双方に展開できるようになる。
図4

出典:同社プレスリリース

ユナイテッドのVidSpot、C CHANNELにインストリーム動画広告配信を開始

ユナイテッドが運営する動画広告プラットフォームのVidSpotが、C CHANNELにインストリーム動画広告配信を開始した。
C CHANNELの動画広告枠の商品設計から広告審査や運用などのオペレーション業務支援や、C CHANNELが保有する動画広告収益の最大化を一気通貫でサポートしていく。

Google、広告サービスブランドを一新

Googleは、提供する広告プロダクトやサービスの統合を実施し、新しいブランド名で提供を行うことを発表した。(英語
GoogleAdWordsは、GoogleAdsになる。広告主向けに提供されているDoubleClickやGoogleAnalytics360 Suiteなどは、GoogleMarketingPlatformに、またパブリッシャー向けに提供されているDoubleClick for PublishersやDoubleClick AdExchange、などのパブリッシャー向けのソリューションは、Google Ad Managerになる。

【新会社・新組織】

オプト、AIを活用したデータ分析や広告運用を支援

オプトは、グループ会社のSIGNATEと協力し、データサイエンスを活用したマーケティング支援の体制を強化する。
活動主体となる「データインテリジェンスチーム」をオプト内部のエンジニア組織である Opt Technologiesに発足し、AIを活用したデータ分析や広告運用の研究開発に取り組む。

サイバーエージェントとグノシー、動画広告で合弁会社設立

サイバーエージェントアドテクスタジオとグノシーは、共同で動画広告のアドネットワーク事業の開発・販売を行う新会社株式会社VIDPOOL(読み:ビッドプール)、を設立することを公表した。「グノシー」内のインストリーム広告在庫などを中心とする、インストリーム型動画アドネットワークを販売していく。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。