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先週のアドテクシーン:Supership、ハイブリッド型DMP「Fortuna(フォーチュナ)」の提供を開始

日本国内、アドテクシーン画像



広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

【トップニュース】

 

Supership、ハイブリッド型DMP「Fortuna(フォーチュナ)」の提供を開始

ロゴSupershipは、ハイブリッド型DMP「Fortuna (フォーチュナ)」の提供を開始した。

KDDIグループ傘下の同社が利用可能なキャリアデータ、Web行動データ、アプリ行動データ、グループ会社の運営するメディアデータ、その他リサーチ会社との連携により取得したリサーチデータなどの3rd Partyデータをはじめ、クライアントが保有するユーザーデータや広告配信結果などの1st Partyデータ、提携各社の2nd Partyデータなどをシームレスに統合することが可能となる。
また、統合されたデータを分析し、生成されたオーディエンスセグメントを、LINE、Facebook、TwitterをはじめとするSNSや各種広告配信プラットフォームへ連携させることで、さまざまなニーズに応じたデータマーケティングを一気通貫で実現することが可能になる。
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【新サービス・新機能】

 

LiveRamp、日本とオーストラリアでData Storeの提供を開始

ロゴデータマーケットプレイスData Storeを運営する米国LiveRampが、日本とオーストラリアでサービスの提供を開始した。

同サービスを通じて、データ販売者は容易に自身のデータを自身でコントロールしながら100以上のプラットフォームでデータのマネタイズ及び管理が出来、データ購買者は世界20か国180以上のデータプロバイダーにアクセス出来る。

マイクロアド、SSPサービス「MicroAd COMPASS」において、 アドフラウド対策を強化

ロゴマイクロアドは、SSPサービス「MicroAd COMPASS」において、広告取引の健全性・安全性を強化するため、アドフラウド対策の一環として、ドメインスプーフィング攻撃のリアルタイム検知と広告配信停止機能を搭載した。

ドメインスプーフィングとは、広告掲載先サイトが、広告取引においてWEBサイトのURLを偽ることで、不正に広告収益を獲得するアドフラウドの手法である。

サイバーエージェント、アフィリエイト広告運用の効果最大化を図るシステム「Performance GO(パフォーマンス ゴー)」の開発・提供を開始

ロゴサイバーエージェントはインターネット広告事業において、アフィリエイト広告運用における効果最大化を図るシステム「Performance GO (パフォーマンス ゴー)」の提供を開始した。

アフィリエイト広告の進捗をモニタリングし、「施策の提示・実行」の頻度を最適化するための広告運用システムとなる。
同システムの導入により、アフィリエイト広告の運用において課題視されていた、施策の実行スピードおよび精度を高めることが可能となり、広告効果の最大化を目指すことが出来る。サイバーエージェントは、2018年内に全顧客への導入を推進する。

CmerTV、脳科学を活用したスマホ動画広告の新ソリューションを開発

ロゴCMerTVとNeUは、スマホ動画広告効果を最大化する新ソリューションとして、脳活動計測に基づく新しいCM編集・配信手法を開発した。

1.脳科学に基づいたCMの事前検証、2.カスタマイズ編集、3.動画配信の3つのフェーズよる構成であり、事前検証で脳活動が高かった部分を繋ぎ合わせたダイジェスト動画を作成し、CM終了後にリピート配信することで商品の印象を強く残すことを狙ったものとなる。

TV用の動画広告を事前検証し、脳活動の高かった部分を抽出したダイジェスト動画を作成。通常のCM終了後にダイジェスト動画をリピートすることで、通常のCMのみを視聴した場合よりも高い脳活動を促し、動画広告の効果を高めることを目的としている。
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出典:同社プレスリリース

brainy、パブリッシャー向けにProgrammatic 広告運用のフルアウトソーシングサービスを開始

ロゴオプトグループでパブリッシャー向けのトレーディングデスク事業を展開するbrainyは、新たにProgrammatic 広告運用のフルアウトソーシングを実現する「bConcierge」を開始した。(PDFアイコンPDF)
SSP、パブリッシャートレーディングデスクの事業経験を経た長年の Programmatic 広告運用ノウハウなどの活用により、複雑化が進むパブリッシャーのプログラマティック広告による収益化を一手に請け負う。
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出典:同社プレスリリース

ログリー、コンテンツディストリビューションエンジン「LOGLY feed」を提供開始

ロゴログリーは、広告配信プラットフォーム「LOGLY lift」において、スワイプするたびにさまざまな切り口でレコメンドする、コンテンツディストリビューションエンジン「LOGLY feed」をリリースした。
マルチカラム構造のUIでそれぞれのタブに完全に独立したロジックを搭載しており、ユーザーは縦や横に移動するたびに、さまざまなコンテンツと能動的に出会うことが出来る。
一方メディアサイトは、同エンジンの導入により、これまでアルゴリズムの優先度の関係でユーザーにリーチする機会が少なかったストック型コンテンツや、編集者が読んでほしいコンテンツなど、ユーザーに提示するラインアップに、よりバリエーションを持たせることが可能となる。
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出典:同社プレスリリース

【資本提携・買収】

アイレップ、タービン・インタラクティブ社と資本提携

ロゴアイレップは、愛知県に本社を置くタービン・インタラクティブを連結子会社化し、マーケティングオートメーションツールを活用したインバウンドマーケティング支援事業への取り組み強化を開始する。

タービン・インタラクティブ社は1999年の設立以来、BtoB企業向けにWebコミュニケーションの企画、Webサイト構築、運営までの支援を一貫して行っている。
アイレップは今回の資本提携により、デジタル広告やSEOサービスによる顧客獲得から、顧客接点構築後のMAツールを駆使したCRMまで「統合デジタルマーケティング」のプランニングからエグゼキューションまで一貫した体制の強化、さらなるデジタルマーケティングの統合支援のサービス拡充を図る。

【調査】

adjust×Liftoff調査:日本の女性、男性に比べ2倍のインストールを行う傾向

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adjustとLiftoff Mobileは共同で、日本のユーザーのモバイルアプリ利用に関する調査結果を発表した。

今回の調査から、日本の女性は男性に比べ2倍のアプリをインストールしており、エンゲージメントにおいても女性が男性を上回っていることが明らかになった。
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出典:同社プレスリリース

 

米国Facebookの動画広告比率は全体の約3割、Twitterは過半数に -eMarketer 調査-

eMarketerが、米国動画広告市場に関する調査結果を公表している。

調査結果では、2018年のFacebook (Instagram含む)、Twitter、Snapchatの3大プラットフォームの広告売上に占める動画広告比率について言及。
Facebookは29.8%、Twitterは55%、Snapchatは60%としている。
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出典:同社プレスリリース

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。