「サブスクリプションビジネスの成功事例を共有」―サブスク振興会が設立―

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日本サブスクリプションビジネス振興会(サブスク振興会)は1月23日、グランドハイアット東京にて発足記者会見および設立記念パーティを開催した。

サブスク振興会は、サービスを利用した期間に応じて料金の支払いや取引を行う「サブスクリプションビジネス(サブスク)」の日本国内の振興を目的として設立され、2018年末の会員募集から、既に約100人の会員(2019年1月末時点)が集まっている。

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会の冒頭、佐川隼人代表理事が登壇し、「私自身、過去にシステムの受託開発事業を行っていたが、リーマンショックで倒産危機に陥った経験も踏まえ、受注・失注に一喜一憂するビジネスモデルからの脱却をめざし、サブスクへの転換を図った」と自身の経験を語った。

また、「サブスクは顧客数・顧客単価・契約期間の3軸で経営状態を把握できるので、事業計画や売上予測も立てやすい」としながら、「私が大好きなこのサブスクを、どうやったらうまくいくのか。これからサブスクを始める人や興味がある人に対し、事例・データなどといった情報を提供し、新たなビジネスを創造していきたい」と呼びかけた。

サブスクはLTV>CPOの時代へ

貴重講演では西井敏恭オイシックス・ラ・大地株式会社執行役員CMTが、「サブスクの未来」と題して、有機野菜のサブスクリプションビジネス「Oisix」について話した。

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「Oisix」は有機野菜を商材としたサブスクリプションビジネス。有機野菜やミールキット(食材セット)など、大量生産が難しい商品を、サブスクによる予約購買をしてもらうことで、収穫した段階から出来る限り早く、かつ新鮮な状態で提供できている。

西井執行役員CMTは「サブスクのビジネスモデルはLTV>CPO」と定義し、その意図について「マーケティング方法として、広告主体から顧客の成功を作るマーケティングに移行してきている。今は広告の差別化で、新規顧客を安価に獲得するのは難しくなってきている。IoTなどを使い、顧客が成功する(好きになってくれる)データ・SNSなどによる声を集めて、サービスや商品をアップデートしていくことが大事である」と述べた。

一般社団法人日本サブスクリプションビジネス振興会

役員

代表理事

佐川隼人(テモナ株式会社代表取締役社長)

理事

天沼聴(株式会社エアークローゼット 代表取締役兼CEO)

理事

小嵜秀信(東海大学総合社会科学研究 Eコマースユニット客員准教授)

理事

渡邊敦彦(株式会社ファインドスター 代表取締役社長)

理事

西野伸一郎(株式会社富士山マガジンサービス 代表取締役社長)

理事

西澤亮一(株式会社ネオキャリア 代表取締役)

活動内容

毎月一度、月例会を開催し、サブスク成功者の講演会、会員同士のワークショップ、懇親会などを通じ、メンバー同士の交流と成長を支援する。
直近では、3月15日と4月26日にテモナ株式会社での月例会が決定している。
入会金・年会費は各5万円(税別)/人。
※ 法人・個人は問わないが、入会にあたり審査を行う。

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柏 海

ExchangeWireJAPAN 編集担当
日本大学芸術学部文芸学科卒業。 在学中からジャーナリズムを学び、大学卒業後は新聞社、法律・情報セキュリティ関係の出版社を経験し、2018年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。デジタル広告調査などを担当する。