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日本のゲーム企業に、アプリ内広告による収益化戦略を薦める理由

多くの業界がCovid 19 によるパンデミックの影響下にある一方、ゲーム業界は、ステイホームによる生活様式の変化により、急速な成長を遂げてきました。

しかし、現在、多くの業界が、ロシアのウクライナ侵攻を発端とした世界経済の減速という課題に直面しています。この世界的な景気後退だけでなく、新興市場との激しい競争、AR や VR などの新しいテクノロジーなどのイノベーションを迫る大きなプレッシャーにも直面しています。そのため、日本のアプリゲーム会社は現在、新しい成長エンジンと収益源を確保するために、さまざまな新しい技術の試みと革新的な取り組みを行っています。

(Sponsored by PubMatic)

 

どの業界においても、イノベーションには継続的な投資が必要であり、そのためには安定した財源を確保しなければなりません。したがって、この状況を乗り切ろうとする日本のアプリゲーム会社の賢明な意思決定者は、ROI がまだ証明されていない高価な投資を避けながら、適切な収益化モデルを常に探っています。

一方で、無料または追加料金なしでアプリゲームを楽しみたいユーザーがますます増えています*1。アプリゲーム開発者は世界的景気後退への対応と、イノベーションのための投資資金を調達する対応、この両方を同時に検討する必要があるのです。

*1 スマホゲームアプリの利用者がプレイするアプリを選ぶときに重要視していることは?最上位「課金せずに楽しめること」42.4% 「利用実態調査 スマホゲーム編」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000060722.html

 

現在、ゲームアプリ開発者は主にサブスクリプションや有料ダウンロード、アプリ内課金、広告の販売を通じて、自社アプリの収益性向上を追求しています。しかし前述のように、無料プレイモデルがますます好まれるなか、サブスクリプションまたはアプリ内課金による収益化モデルは、ゲームにお金を払いたくない、無料でプレイしたいゲーマーを疎外することにつながり、多くのゲームアプリ開発者にとって課題です。

そう考えると、ゲームアプリ開発者がアプリの収益化戦略を検討する際に選択できる最適な選択肢は、アプリ内広告を通じて収益を生み出すことではないでしょうか。

この視点は、業界は異なるもののサブスクリプション ストリーミング サービスモデルに固執していたOTTの世界的プロバイダーである Netflix が、広告を利用したビジネス モデルの導入を進めるという最近のニュースを目の当たりにし、この戦略が効果的であることを示す良い一例であり、ゲームアプリのマネタイゼーションに示唆を与えるものだと思います。

 

私がお会いしたアプリゲーム開発者の方にも、PubMatic のようなオムニチャネルのアドテクノロジー企業が独自に提供しているソリューションに興味を持っていただける方も多く、ゲームアプリ内広告がどのように見られているか等、マネタイゼーションについてお話をする機会が増えてきています。しかし、まだ、ゲーム開発者は、アプリ内広告がゲーム環境に悪影響をあたえ、ゲームプレイを妨げる可能性があると誤解している傾向があるため、アプリ内広告の導入、拡大に消極的であるように感じています。eMarketerのレポートによると、74%のユーザーはアプリ内のリワードや通貨と引き換えに広告を見ており、これに対し大部分のメディアバイヤーは65%、ゲーム内広告を購入しないメディアバイヤーでは51%とされています。実際、アプリゲームユーザーは、無料プレイやライフ延長など、ゲーム体験を向上させるリワードと引き換えに、広告の掲載に積極的なのです。

また、ディスプレイ広告は、ユーザーが別のサイトや競合他社のゲームに移動することなく、特に新しく獲得したユーザーを収益化するもうひとつの方法です。しかし、それは、広告主がプレイヤーファーストの視点でメッセージをゲームに統合する場合にのみ当てはまります。つまりゲームアプリ内広告は、ゲーム体験を妨げるのではなく、ゲーム体験を向上させる方法で行われるべきものです。日本の多くのゲーム会社との会話から、最近のゲーム開発において、この側面を深く考慮されていると認識しています。

 

では、ゲームアプリ開発者が収益化を検討する際に考慮すべき重要な要素は何でしょうか?

当社から、ゲーム開発者と広告主の双方にとってコントロール性と透明性を向上させる、ヘッダービディング(アプリ内ビディング)によるプログラマティック広告が解決策となる可能性をお伝えしたいと思います。

ユーザーエクスペリエンスを重視するアプリゲーム開発者は、ゲーマーがゲームから気をそらされない、高品質のブランド広告キャンペーンを望むと思います。プログラマティック広告の広告フローはバイヤーサイドとサプライサイドの領域を分離しているため、サプライサイドであるアプリゲーム開発者はより透明性を高め、広告コンテンツを管理できます。さらに、広告主はアドフラウドに対する懸念に対処することができます。100% 透明性を開示できるプログラマティック広告は、アプリゲーム開発者、広告主双方にとってメリットがあります。

PubMatic を使用している海外のアプリゲーム開発者は、OpenWrap SDK などのプログラマティック広告ソリューションを採用することで、パフォーマンス向上に成功しています。

 

アジアにおける事例を紹介します。「Learnings」 は、カジュアル ゲームに特化した中国の大手モバイル ゲーム パブリッシャーの 1社で、世界中で 7,000 万人を超える月間アクティブ ユーザーを保有しています。Leanings は、PubMatic の OpenWrap SDK を既存のメディエーション ソリューションに統合し、バナー インベントリをグローバルなブランドに開放し、eCPM が 40 %、ユーザーあたりの平均収益 (ARPU) が 30 % 大幅に向上しました。本事例はこちらからご覧ください。

 

PubMatic のヘッダービディング (アプリ内ビディング) ソリューションを使用するアプリゲーム開発者は、アプリ内広告収益性の向上により、優れたゲームやアプリケーションの構築など本来のタスクに集中できます。これにより、運用効率と収益化という 2 つの成果を同時に達成することができるのです。
グローバルで圧倒的な競争力を持つ日本のアプリゲーム開発者とクリエーターが、現在の厳しい環境下でもプログラマティック広告を通じて、収益性の向上を達成できるように一緒に協力していきたいと考えています。
当社のソリューションにご興味があるかたは、ぜひ、こちらよりお問い合わせください。

ABOUT 廣瀬 道輝

廣瀬 道輝

パブマティック株式会社 カントリーマネージャー
2004年アイレップ入社。サーチエンジンマーケティングに従事後、2009年シーサーに入社しブログメディアやアプリ開発における広告営業、マネタイズに従事。その後、マリンソフトウェアの営業職を経てパブマティックに2014年に入社し新規媒体社開発に貢献、2016年に既存顧客を担当するカスタマーサクセスディレクターに昇進し、シニアカスタマーサクセスディレクターを経て、2019年より現職。