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「ABEMA」、AI・デジタル技術を活用した新広告手法「バーチャルプロダクトプレイスメント」の実証実験を実施[ニュース]

「ABEMA(アベマ)」は、バーチャルプロダクトプレイスメント(VPP)技術を提供するRyff社と共同で、VPP技術を使用した新たな広告手法の実証実験を実施する。

 

VPPとは、既に収録された番組内の登場人物やシチュエーションなどをAI技術によって解析し、どのようなブランド商品を・どのような形状で・どのように配置できるかを可視化するもの。

従来のプロダクトプレイスメントは、映画やテレビ番組の制作段階でブランド商品をシーン内に自然に配置し撮影する広告手法として、これまでも広く実施されてきたが、VPPでは放送を終了した後でもブランド商品を映像内に合成することができる新しい広告手法として、近年注目を集めている。

 

 

今回の実証実験では、コーセー、ポッカサッポロフード&ビバレッジの2社が参加し、VPPを活用して各社の製品やポスターなどが、番組本編内に登場する予定となっている。VPPによる広告配信を実施した番組の視聴者に対するブランドサーベイにおける意識変容や、ブランド商品が実際に配置されたシーンにおける商品へのアテンション効果などを可視化し、VPPがもたらす広告効果の検証をしていく。

 

またABEMAでは将来的に、視聴者の属性や視聴環境などによって、コンテンツ内に配置するブランド商品の情報を出し分けるなどを視野に、今後もVPPの広告手法としての可能性を模索し、広告商品としての実現に向け検証進めていく予定となっている。

 

バーチャルプロダクトプレイスメント前

 

バーチャルプロダクトプレイスメント後

※各画像のクレジットは(C)AbemaTV,Inc.。

ABOUT 柏 海

柏 海

ExchangeWireJAPAN 編集担当 日本大学芸術学部文芸学科卒業。 在学中からジャーナリズムを学び、大学卒業後は新聞社、法律・情報セキュリティ関係の出版社を経験し、2018年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。デジタル広告調査などを担当する。