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【ATS Tokyo 2026 注目セッション④】AIが広告を再設計する。 〜プランニングから広告取引、メジャメントまで〜

生成AIが変えているのは、広告クリエイティブだけではありません。プランニング、広告取引、そしてメジャメントまで——広告のバリューチェーン全体が、いまAIによって組み替えられようとしています。AIエージェント、Supply Side Decisioning(SSD)、AdCP、ARTFといった新しい技術や標準が次々と登場し、DSP・SSP・データの役割そのものが問い直され始めています。

11月20日(金)に開催する「Ad Trading Summit(ATS)Tokyo 2026」では、広告市場の次の10年を左右するこの構造変化を、業界の第一線に立つ登壇者が読み解きます。それが「AIが広告を再設計する。 〜プランニングから広告取引、メジャメントまで〜」です。

 

AIエージェントは広告市場をどう組み替えるのか

本セッションが見据えるのは、AIによる業務の効率化のその先にある「市場構造の変化」です。Buyer AgentやSeller Agentが取引を担う“Agentic Advertising”の世界では、広告のプランニング、取引、メジャメントはどのように変わるのか。まずは今まさに起きている変化を整理するところから、議論は始まります。

その上で、登壇者とともに掘り下げていくのは、こんな問いです。

  • AIエージェントやSSDなど、AI時代の広告取引に向けて、どのような取り組みが進んでいるのか。
  • 技術の進化によって、DSPやSSPの役割、パブリッシャーへの提供価値はどう変わっていくのか。
  • DMPやデータクリーンルームなど、これまでのデータ活用基盤は、AIエージェントの登場によってどう進化しうるのか。
  • AIによる意思決定が高度化する中で、広告会社が提供する価値はどう変わるのか。

 

業界全体を俯瞰する視点、データとテクノロジーの開発の視点、そして広告取引の現場の視点。異なる角度からの知見が重なり合うことで、「再設計」の全体像が立体的に浮かび上がります。

 

経済合理性と説明責任——実用化への壁をどう越えるか

新しい技術には、新しい課題がつきものです。AIエージェントの活用には推論コストなどの新たな負担が生じます。従来の広告技術と比べて、経済合理性をどう確保していくのか。そして、AIが自律的に取引や意思決定を行うようになったとき、判断の透明性や信頼性、説明責任をどう担保するのか。後半では、こうした実用化に向けた具体的な取り組みや解決の方向性にも踏み込みます。

議論の行き着く先は、分断や複雑さを抱えてきたOpen Webの未来です。AIによる広告市場の再設計は、Open Webに新たな競争力と成長の機会をもたらすのか。それとも新たな脅威となるのか。DSP・SSP・データ事業者・広告会社など、プログラマティック広告に携わるあらゆるプレイヤーにとって、これからの事業の方向性を考える材料となるはずです。

「Open Webが今後成長していくために、最も必要なことは何か」という問いに、登壇者がそれぞれの答えを示します。

 

 登壇者紹介

本セッションには、広告業界の動向を見続けてきた有識者と、データ・テクノロジー、広告取引の最前線を担うキーパーソンにご登壇いただきます。

 

杉原 剛 氏
一般社団法人 Advertisers and Publishers Transparency Initiative 共同代表

ATS Tokyo 2026では、コンテンツアドバイザーの役割を務める。KDDI株式会社、インテル株式会社を経て、オーバーチュア株式会社(現Yahoo!検索広告)、Google日本法人で広告営業戦略を担当。YouTubeの日本事業立ち上げにも広告担当として携わる。 企業の成長を後押ししながら、マーケティングの力で人々の暮らしや社会全体を良い方向へ導くコンサルティング会社を目指し、2009年にアタラ株式会社を創業。海外の最新情報の発信・講演・執筆も多数。 創業経営者として17年間会社を率いた経験と、デジタル広告業界を長年俯瞰してきた視点を背景に、現在は複数の企業でアドバイザーを務め、経営者の壁打ちやプロジェクトの意思決定整理を支援している。

 

前川 駿 氏
株式会社電通 データ・テクノロジーセンター グローバル開発部 部長

データアナリストとして、テレビ×デジタルの統合プランニング・効果計測を推進の後、2015年にテレビCMとデジタル広告の統合マーケティングプラットフォームSTADIAの開発を担当し、プロジェクトを牽引。現在、企業間のデータコラボレーションを支援するデータクリーンルーム等を中心に国内外でのデータ&テクノロジー領域のアライアンスやAI関連プロダクトの開発を推進。革新的なアド広告システムを競うコンペ Twitter #promote APAC1位。

 

増原 亜沙子 氏
Magnite シニアアカウントディレクター

プログラマティック広告業界にて10年のキャリアを持つアドテク領域のスペシャリスト。日系プラットフォーマーで約4年間、プロダクト運用やアライアンス業務に携わった後、外資系プラットフォーマーへ転身。現在はMagniteにてシニアアカウントディレクターとして、国内外のデマンドパートナー(DSP、代理店等)を担当。AIエージェントなど技術進化による広告取引の変化を迅速に捉え、国内外のパートナーへ戦略的かつ高付加価値な提案を実施。日系・外資双方での知見を活かし、AI時代の新たな取引モデル構築を推進している。

 

(モデレーター)長野 雅俊(ExchangeWire JAPAN 共同編集長)

※内容は一部変更になる可能性もございます。

 

【イベント概要】

■日時:2026年11月20日(金)9:00-19:30(予定)
■場所:シェラトン都ホテル東京 (東京都港区白金台1丁目1-50)
■定員:500名
■主催:ExchangeWire Ltd.(ExchangeWire.com)

 

【チケット概要】

テクノロジーベンダー向けチケット【Standard】:99,400円
広告主・広告会社・媒体社向けチケット【Standard】:79,700円

 

 

ABOUT 角田 知香

角田 知香

ExchangeWireJAPAN 編集担当。イギリス・キングストン大学院にて音楽学の分野で修士号を取得。学校・自治体文化講座等にてアート講座講師として活動後、2024年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。