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先週のアドテクシーン:電通グループ、プレミアム媒体を対象にした音声広告配信サービスを開始

日本国内、アドテクシーン画像



広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

【トップニュース】

電通グループ、プレミアム媒体を対象にした音声広告配信サービスを開始

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電通デジタル、電通、CARTA HOLDINGSの電通グループ3社は、音声コンテンツを提供するプレミアムな媒体のみを対象にした音声広告配信サービス「Premium Audio™広告」の提供を開始する。
最初の広告配信先は、ラジオ番組コンテンツを放送する日本最大手のサービス「radiko(ラジコ)」と、世界最大の音楽ストリーミングサービス「Spotify(スポティファイ)」。
同サービスの配信には、VOYAGE GROUPが音声広告に対応できるように拡張開発した広告配信プラットフォーム「PORTO(ポルト)」「fluct(フラクト)」を活用し、運用にあたっては、電通グループの「People Driven DMPⓇ」を利用する。

【アンケートご協力お願い】

 

ExchangeWire JAPANを運営するデジタルインファクトでは、広告業界の皆様を対象にした各種アンケート調査を実施しております。

大手広告プラットフォームに関するアンケート調査

アンケートのご回答はこちらから

本アンケートは、広告プラットフォームに関する計20項目についての評価をお聞きしております。是非皆さまのお声をお聞かせください。

■調査対象となる方:インターネット広告ビジネスに関わっており、広告主、広告会社(代理店・メディアレップ・トレーディングデスク)・アドテクベンダー・媒体社に所属されている方。

■最後まで回答いただき、ご連絡先を記入いただいたいた方には、調査結果レポート(PDF版)またはAmazonギフトコード1000円分をお送りさせていただきます。なお、ご回答が一定の数に達した段階で、受付を締め切らせていただきます。あらかじめご了承ください。

【新サービス・新機能】

トランスコスモス、マレーシアにおいて海外多言語広告運用サービスを開始

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トランスコスモスのマレーシア子会社、トランスコスモスマレーシアは、イーエムネットジャパンと業務提携し、海外多言語広告運用サービスを開始した。

高まるニーズに応えるために、両社でインバウンド向けデジタル広告・海外人材採用広告サービスなどの販売を強化していく。

「新R25」、PR動画の制作・配信まで行う再生回数保証型の動画広告メニューを開始

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サイバーエージェントグループのCyber Nowが運営するWebメディア「新R25」において、PR動画の制作から配信まで行う、再生回数保証型の動画広告メニュー「新R25ニュース」の提供を開始した。

企業の商品やサービスを第三者視点で取材し1分程度のPR動画を制作、"最後まで見られる"ことを追求した動画広告メニュー。制作したPR動画は、「新R25」の公式ソーシャルアカウントから最適なユーザーに対し、再生回数保証型で広告配信をする。

【サービス連携・業務提携】

Supershipの「AppVador」、DAZNのパブリッシャー向けスポーツコンテンツ配信プラットフォームDAZN Playerと連携し、インストリーム広告の配信に対応開始

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Supershipのプレミアム動画配信アドネットワーク「AppVador」は、DAZN Player (旧:ePlayer)との連携を開始した。

DAZN Playerは、スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」のグローバルとローカルにおけるメディアパートナーシップ事業を担うDAZN Mediaの管理下にあるパブリッシャー向けサービス。
「AppVador」を利用する広告主は、DAZN Playerを通じ、データを活用した効果的なインストリーム広告の配信が可能となる。

【資本提携・買収】

ソフトバンク、ヤフーを連結子会社に

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ソフトバンクは、ヤフーが実施する第三者割当により発行される新株式を引き受け、連結子会社化することを公表した。

引き受けは6月27日までに行われ、以降ソフトバンクはヤフー株式の44.64%を所有することになる。ソフトバンクグループとして FinTech 等の非通信事業分野を一体的かつ積極的に推進していくとのことだ。

【新会社・新組織】

ロックオン、「株式会社イルグルム」へ商号を変更

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ロックオンは、2019年8月以降、「株式会社イルグルム(英語表記:YRGLM Inc.)」へ商号を変更することを公表した。

同社は上場から5年、組織も事業も大きく成長し、来年には創業20周年の節目を迎え第2の創業期とも言える大きな節目に先立ち、自社の提供価値と目指すゴールを再確認し、更なる飛躍を目指すべく、その決意を新社名に込めた。

商号変更の概要は下記の通り
現在の商号 :株式会社ロックオン(英語表記:LOCKON CO.,LTD.)
変更後の商号:株式会社イルグルム(英語表記:YRGLM Inc.)
効力発生日 :2019年8月1日

電通、新会社「株式会社電通メディアランウェイ」を設立

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電通は、メディア・ソリューション領域における成長戦略を加速させていくため、新会社「株式会社電通メディアランウェイ」を設立し、7月1日より営業を開始する。

メディア・プランニングによるキャンペーンの計画立案、メディア・バイイングによるキャンペーンの実施、その効果測定などを通じて、グローバル企業をはじめとした商習慣の異なる取引先とのビジネスをより迅速かつ高度化するとともに、デジタルテクノロジーの進化や消費者行動の多様化に合わせたソリューションを提供する。

【決算】

セプテーニH2019年第2四半期決算、ネットマーケティング事業収益は前年比6.7%増

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セプテーニHは、GW前の4月26日に決算を公表した。

ネットマーケティング事業は増収増益。営業収益は39億4400万円で前年比6.7%増。営業利益(Non-GAAP)は12億4400万円、前年比5.3%増。オーガニックでの成長に加え、電通グループとの業務提携が計画通り進捗した。
動画広告の取扱高は前年割れしたが、ブランド広告取扱高は拡大を続けている。

フリークアウトH、2019年第2四半期は売上高い成長も経常赤字

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フリークアウト・ホールディングスは、2019年度第2四半期決算を公表した。

該当期の全体売上は46億6000万円で過去最高を更新し、前年同四半期比32.9%増の高成長も2.2億円の経常赤字に。
国内のDSP関連事業は23億9000万円、同61.5%増と高い水準の売上成長となった。

グラフ:連結売上高(セグメント別/地域別) 四半期推移 FreakOut

出典:同社IR資料

ログリー2019年3月期決算、売上23億7200万円で前年比約5割増

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ログリーは、2019年3月期決算を公表した。売上は23億7200万円で前年比47.8%増、営業利益は1億7500万円で前年比39.8%増。

同社はCookieを使用せずにユーザー属性を推定する技術を確立し、その特許を取得したことも公表した。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長   慶応義塾大学経済学部卒。 外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。 2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。 2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。