デジタル広告に活用されるIDソリューションを提供するID5は、日本企業向けに広告テクノロジーに関するコンサルティング支援を行うglobaliveとの事業提携を締結した。本提携を通じて、ID5は日本市場での事業を拡大し、サービスレベルを向上させる。

globaliveは、デジタル広告業界に15年以上にわたり従事してきた梅野浩介氏が設立。日本進出を図る海外のテクノロジー企業に対して、マーケティング支援、グロース支援、資金調達支援などを行っている。

またID5は、世界有数の規模を持つ日本の広告市場における事業拡大のため、globaliveと提携し、日本における業務基盤を構築した。

ID5は既に複数の国内メディア運営企業との取引実績を経て、日本市場における同社ソリューションの有効性を実証済み。globaliveとの提携を通じて、プライバシーに最大限に配慮した同社のIDソリューションを日本市場に浸透させていく計画を示している。パブリッシャーやDSP、DMP、SSP事業者に対して、Cookieレス環境やアプリ内広告を含む様々なデジタル広告配信面上に存在するユーザーの傾向や行動を把握し、キャンペーンの効果測定を行うソリューションを提供する。

ID5は、2021年3月にシリーズAラウンドとして600万ドル（約6億5000万円）を調達。以後6カ月間で事業を急速に拡大し、社員を倍増させた。主要パブリッシャーやテクノロジープラットフォームが、Cookieレス環境への対応を目的として、ID5のIDソリューションを活用している。Prebidを通じてインストールされたIDモジュールとしては世界最大規模で、既に6万ドメインが導入。月間34億ユーザーへのリーチを実現している。